第十一章

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久しぶりの女の子との買い物は意外に愉快で、文句も言わず私達を眺める榊の姿も愉快だった。 「何処かで珈琲でも飲んで休憩してて良いですよ?」 「ん?俺はそんなに退屈そうか?」 「いえ、そうでもないですけど申し訳ない気がしてますよ」 「そう気にするな。こんなに何も考えない時間も良いもんだな…」 「そうですね…忙しすぎますものね」 「まったくだな…」 「少し休憩されたら如何ですか?この際…案外、仕事は回りますよ」
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