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「まあ、そういう事だな。おれのブロークンな英語じゃらちがあかん、三浦は流石にネイティブだからな」
「でも面白いんですよ、バングラの連中には榊社長の英語の方が伝わりやすいんです」
愉快そうに話す榊と三浦の間に割り込む余地はなさそうだった。活き活きした榊に水を差す事も出来そうに無い。
「どうやら全てが決定事項のようですね」
私の一言に榊も三浦も真顔に戻る。そうして榊が口を開いた。
「来週半ばに緊急の役員会議を招集する。役員達は知らないが、株主の銀行サイドとは話がついてる」
「そうですか…」
「佐野さん、貴女はどうされますか？」
三浦の問いには会社の事も榊の事も含まれているのだろう。
「とにかく驚く事ばかりで混乱してます。今日はこれで失礼します」
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