第十五章

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専属の運転手で榊が信頼している事は理解できた。 それでも、滅多に人を褒めない榊が、三浦の事を仕事が出来ると云う。どうしてもわからない。 「あの、三浦さんがどういったお仕事をされるんですか?それに、仕事が出来るなら何故運転手なんですか?」 「まあ、色々あるが。三浦の出身大学知ってるか?」 「いえ、私は総務じゃないですし…殆どプライベートな会話をした事がないですから」 「そうだよな、三浦ってな…ハーバード卒だよ。笑えるだろ?絶対に話さないって条件だったんだけどな、どうして俺の運転手になったのかはプライベートだから言えないけどな」
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