第十五章

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「バカ言え、それじゃ仕事できないしお前も口説けないだろ?役員連中の顔色伺わずに自分の好きなように仕事して、ついでにお前を口説くのに邪魔は無くなるわけだ」 「素晴らしい計画ですこと…役員の顔色伺ってた事は知りませんでしたけどね」 「ただな、お前の役員昇進は無くなるかな。俺が居なけりゃ立ち消えになるかも知れん」 「そんな事は構いませんわよ。もとからその気は無かったんですし」 「なんなら、新しい会社に来るか?給料は安いかもしれんがな」 どこまでが本気なのかは分からない、それでもそれ程簡単な事じゃない。 「そうですね、仕事の内容と報酬で検討させていただきますわよ。社内恋規定もですけど…」
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