1人が本棚に入れています
本棚に追加
中は存外広く流石は敷地面積15ha(ヘクタール)あると思ってしまう
建物自体もエレベーターで見ただけだが地下4階地上38階とそれなりにある
これを六人で探すのは無理なのではないかとも思ってしまう
数日掛けて調べるのだろう
彼は爆弾を取り付けるのは一階と二階の一部と言っていたのでそろそろ終わるだろう
その時また敵の事を聞き忘れていたが…
今俺がいるのは本が沢山並ぶ少し広い部屋だ
資料も紙だと言われたしこんだけ紙が多ければそれなりに資料が集まると踏んでの部屋だった
手に取ってペラペラとめくっては後ろに投げ捨てめくっては投げ捨てを繰り返す
バサバサと音がなり時折ビリッと破れる音がする
「ん?」
不意に手に取った本に目が止まった
[剣の使い方]
「♪」
為になり得る本を見つけた
すぐバッグにいれ次を見る
[戦闘の知識]
「♪♪♪」
段々と上機嫌になっていく
だが研ぎ澄まされた耳はそんな気分であっても物音を聞き漏らさなかった
ガサガサゴソゴソ
「!?!?」
すぐ為になり得る本をバッグに入れ隠れれる場所に身を潜めた
「結構散らかってる?」
「そうだね。それだけ激しい戦闘だったんだね」
一人は声が高く女性だと分かる
もう一人は声が少し低かったが多分女性だと思う
「埃被ってないねぇ」
「だね」
「?」
最初のコメントを投稿しよう!