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未だ喋れない俺はメモ用紙に自分の名前を書き手渡した
「ギル・T・リユウ君ね」
そう言って確認するように俺を見て来たので頷く
「ギル君にはちょっと付いて来て貰いたいんだけど…いいかな?」
その問いに対し俺は首を横に振る
「うーん…無理矢理連れて行かないとだね」
もう一人がそう言い近付いて来たので後退りしてメモ用紙に書き込む
[この支部にある重要資料を回収しないといけないから付いていけない]
「成る程…所で…喋れないのかな?」
その言葉に首を一度縦に頷きメモ用紙に再度書き込む
それを彼女達に渡すと酷く驚いた
「もしかして…この施設の関係者?」
頷く
「じゃあ何が何でも連れて行かないとだね!」
(もしかしなくても敵?!)
急いでメモ用紙に書き込む
[敵!?]
それを見せると彼女達は少しニコリと微笑み剣を構えた
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