目覚めの試験

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「ようやく完成までこぎつけましたね」 初めて聞いた声は若い男だった 視界は真っ黒な闇 全身に感じる水のような感覚 気泡が割れる音 段々と感覚という感覚が蘇る感じがした それでも未だに目の前は真っ黒だった 「脈拍、心拍共に異常無し。正常です」 再度同じ声が聞こえた ここはどこなのか 自分の名前は何なのか どうしてここに存在しているのか 自分が何なのかを思い出そうとする
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