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「血を抜くだけだ。神武の起動にはまず血がいる。その後は神武が勝手に血を抜くから心配はいらん」
血を抜かれたら貧血になる予感がジェット気流に乗ってやって来た
目を瞑って考えていると不意に右手に何か刺された様な痛みが走る
目を開けて見るとチューブに真っ赤な液体が流れる
どう見ても自身から出て行ってる
目眩を覚える前に左手にまたも刺された様な痛みが走った
まだ抜くのかと貧血で真っ白な頭を働かせ左手を見ると赤黒い液体が自身に流れ込んでいる
無駄な戦慄を覚えた
「問題はいらない。神武に通したお前の血を体内に戻してるだけだ」
最早そんな情報など欲しくはなかった
後で大丈夫なのか？
ただそれだけだった
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