†はじめのチョコレート†

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ともかくボールだ、ボール。顔をみないようにするんだ、慶太。 「あの……」 意を決して慶太は化け物…いや、それじゃ怖いからじゃがいもお化けにしよう、じゃがいもお化けに話しかけた。 「あ、……仝仝々〇〆〆〆〆〆〆〆(訳:ごめんなさい、ボールですよね!)」 (グフグフ…この男カッコよすぎる…) (もうやだ怖い!なんか呪文唱えてるぞ!呪いか?) 慶太が半べそをかきかけたとき、自分を呼ぶ声がした。 はっとして、慶太が一言断って女からボールを取ろうとした、そのときだ。
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