†はじめのチョコレート†

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「それよりさ~なんで別れたの?」 勝哉が夜の献立でも話すように聞いてきた。 俺には最近まで彼女がいた。高イチのときから付き合っていて、もちろんセックスもした。 だけど……衝突が増えて春に別れた。 「大した意味ねえよ。それより勝哉も真剣に進路考えろよ」 「え~俺まだ遊びたいサカリじゃん?それにまだ来年もあんじゃ~ん」 勝哉はお気楽で羨ましい。本気をだせばデキルやつっていいよな。俺は、自他ともに認める頭の悪さだから、まあ、範囲内で入れる学校があるだけましだ。
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