-1-

15/17
前へ
/33ページ
次へ
「先輩……。私ね。 先輩の事好きになって、 本当に良かった。 ドキドキしたり、落ち込んだり、 いっぱい、色んな感情をもらった」 「……うん」 先輩は、 もう戸惑っていなかった。 私が何を言おうとしているか、 すでに分かっているようだった。 「先輩に好きだって言ってもらって、 死ぬほど嬉しかった。 やっと、想いが通じたんだもん。 ――でもね」 私は、涙でかすむ目をこすって、 先輩の顔をしっかりと見つめた。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

129人が本棚に入れています
本棚に追加