129人が本棚に入れています
本棚に追加
大きな拍手が響き渡り、
私も興奮して手を叩いた。
『おめでとう、「青髭」!
えらいっ!
続き、読みますね!!
*
彼女も、実は
ずっと前から俺の気持ちに気付いて、
気付かないふりしてたらしいんです。
この関係を、壊したくなくて。
俺の事、掛け替えのない存在だって、
意識し始めたところ
だったんだそうです!
俺たち、おんなじようなこと考えて、
肝心な事だけ言わなくて…。
もしかしたら、時間の使い方、
すげえもったいなかったのかも
しれません。
だけど……。
伝えられない想いを抱えながら、
一生懸命、自分たちの関係を
守ろうとした、あの期間が
あったからこそ、こんなに
心のつながりが深いのかなって、
今、思います。
あの時、
”どっちにしろ告白するべきだ!”
って言ってくれた田辺くん、
マジでありがとう!
ちなみにキャンプファイアは、
彼女と見る約束してます!
今夜、全ての皆さんの
願いが通じるよう、祈ってます!!
「青髭」より
*
みんな、もう一度、拍手!!』
再び、歓声と拍手が巻き起こった。
先輩と顔を見合わせ、笑顔を交わす。
最初のコメントを投稿しよう!