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大きな拍手が響き渡り、 私も興奮して手を叩いた。 『おめでとう、「青髭」! えらいっ! 続き、読みますね!! * 彼女も、実は ずっと前から俺の気持ちに気付いて、 気付かないふりしてたらしいんです。 この関係を、壊したくなくて。 俺の事、掛け替えのない存在だって、 意識し始めたところ だったんだそうです! 俺たち、おんなじようなこと考えて、 肝心な事だけ言わなくて…。 もしかしたら、時間の使い方、 すげえもったいなかったのかも しれません。 だけど……。 伝えられない想いを抱えながら、 一生懸命、自分たちの関係を 守ろうとした、あの期間が あったからこそ、こんなに 心のつながりが深いのかなって、 今、思います。 あの時、 ”どっちにしろ告白するべきだ!” って言ってくれた田辺くん、 マジでありがとう! ちなみにキャンプファイアは、 彼女と見る約束してます! 今夜、全ての皆さんの 願いが通じるよう、祈ってます!! 「青髭」より * みんな、もう一度、拍手!!』 再び、歓声と拍手が巻き起こった。 先輩と顔を見合わせ、笑顔を交わす。
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