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でも。
手を重ねる時、耳元で囁かれた言葉。
その言葉に無意識に頬が緩んでしまった。
“「続きは後で、ね?」”
冷たいはずの掌。
重ねられた彼の手。
温かくて、それだけで涙が出そうになった。
――この手を、離したくない。
誰に、呪われても
誰に、恨まれても
誰に、復讐されても
やっぱり、忘れることができない……
彼の、その温もりを知ってしまったから。
今なら言える。
わたし、やっぱり刹那が好きなのだと―――……

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