第1話

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…なんで俺に? いや、女の子ならいっぱいいるじゃんか。 え、意味分からん。 「…んと、なんで俺な訳?」 素直に疑問に思ったことを聞いてみる。 「んー、お前じゃないとダメかな、的な。」 「なんでやねん。」 冷静に突っ込んでみる。 が、奴はへらへらしている。 「お、突っ込んでくれたし!  すごい感動した!!!」 「いや、そこ感動するとこかよ。  じゃなくて、なんで俺なんだよ。」 奴の額を小気味よい音を立てて叩いてやった。
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