第1話

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額を擦り、少々不満気に話し始めた。 「いや、街で誘われてさ、何回か遊んでたお姉さんがいたんだけどさ。  本格的に付き合わないか、みたいに言われて断ったら軽くキレられちゃって。  なんでダメとか聞くからさー、彼女いるとか言っちゃってさ。」 …軽い自慢に聞こえたら人生負けだよな。( 「はぁ、で?」 「思わず、すげぇ可愛い美人とか言ったらさ、 「自分の方が可愛いし、意味分かんなーい。  ふざけんなー、こうなったら連れてこいし」  ……みたいな?」 「みたいな?…じゃねぇよ!!!」 頭にチョップ食らわせてやった。 今までの行いが悪いんだろ、あほ。
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