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「流石に初日から突っ込むのはないだろ。」
俺の頭をポンと叩いて、来栖は下駄箱に向かっていった。
そうだよなー。いくら来栖でも、そんな早くにしないよなー。
ほっとしたような、がっかりしたような微妙な気持ちで、俺は来栖と一緒に来栖のアパートに向かった。
来栖のアパートは、2年前に造られたばかりでキレイだった。
「お茶入れるから、座ってて。」
「うん。」
辺りをぐるっと見渡す。
1LDK。
どうやら、一人暮らしらしい。
「どうぞ。」とテーブルにお茶を置いた来栖が「ところで。」聞いてきた。
「三上は、なんで俺に告白したの?」
「へ?」
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