第1話

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「…………………へー、なるほどね。」 軽く溜め息をつきながら、来栖が俺に近付いてくる。 え? え? なにっ!? あまりの近さに、無意識に後ずさりしてしまう。 「………………なんで逃げんの?」 「だって、来栖近い……!」 逃げる理由言ってんのに、来栖は無視してまた近づいて。 「わっ!!」 腕を引っ張られ気が付けば、すっぽり来栖の腕の中!! 「く、来栖っ。」 「なに。」 「何で、俺、抱きしめられてる………?」 「相性みよーかと思って。」 相性…………………?
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