第1話

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突っ込む………突っ込む。 それって、あのことだよな? 「俺、気持ちいいならどっちでもいい。」 「じゃあ、俺が突っ込む方で三上が突っ込まれる方、な。」 来栖はそう決めると、彼女を見て。 「ごめん、アリサ。俺今から、三上と付き合うから、お前とは別れるわ。」 「ええっ!?」 何!?何!? 今、来栖なんて言った!? 「三上、もう帰んの?」 「うん。」 ゲームも終わったし、もう用事ないよな? 「じゃあ、カバン取ってくる。教室で待ってて。」 「ちょっ、ちょっと待ってよ!!祥吾!」 ひらりと手を振り、自分の組に向かう来栖に彼女いや元カノが慌ててついて行く。 俺もヒラヒラと手を振りながら、今の出来事を理解出来ずにいた。 あれ? 夢じゃ、ない、…………よね? 来栖、俺と付き合うって言ったよ、ね? 「……~~…~~……ぃやったー!!」 廊下で人叫びして、教室へ走って戻った。
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