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「まあ、保がそれでいいんなら、俺は何も言わねーけどさあ。」
お?祝福してると取るぜ?
「おめっとー。保。初彼氏ー。」
「サンッキュー!誠治!!」
コツンと誠治と拳同士を合わせる。
と。あれ?
滋お前なんで俯いてるんだ?
「どーした?滋。辛いんか?」
「保………。」
「んー?」
顔を上げた滋は、何故か目を潤ましてた。
「俺………。」
「三上ー。」
あ!!迎えだ!
「今行く!じゃあな!みんな!!」
来栖と一緒に帰れる日が来るなんて、夢みたいだ!
「あーあ。ありゃ、頭ん中お花畑だな。」
「ホントだな。…………大丈夫か?滋。」
「え?うん。大丈夫だよ………。
なんで?誠治。」
「いや、別に…………。」
俺が帰ってからの3人の会話。
滋の落ち込んだ様子。誠治の心配。
俺がその理由を知るのは、もう少し後のこと。
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