第1話

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「三上の家って、どの辺?」 「俺、チャリ通。30分かかるんだ。」 「じゃあ、俺んちでも来る? 近くのアパートだから。」 え!?来栖んち!? 「行きたい!!行く行く!」 早速、来栖んち行けるなんてラッキー。 あれ、来栖。なんで俺のこと見てんだ? 「俺んちくるって、意味分かってる?」 来栖んちに行く意味……………。 「え!?俺、今日突っ込まれちゃうの!?」 俺の発言で、ざわついていた周囲から一斉に見られた。 は!!ここ、学校の玄関だった! 「ふはっ。」 ん? 「はは!!三上って、可愛い顔して結構ぶっ飛んだこと言うんだな!」 おお!来栖の笑顔!! 綺麗な顔がよりいっそう綺麗だ! ん?可愛い? 「俺の顔、可愛い?」 「一般より可愛いんじゃ?」 「そっかあ。」 可愛いなんて、初めて言われたな。
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