痴漢は意外と若かった。

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面接のため舞い戻った母校は、私が卒業した二年前と何ら変わりないように見えた。 無駄に多い校舎も、広い駐輪場もグラウンドも、 そこにスーツでいることが不思議なくらい、今でも鮮明に覚えてる。 目を瞑ればそこに制服の私が、……みたいな。 女子高生。ああ、なんて素敵な響き。 とりあえず、半年……! 半年が勝負よ!目標は半年後の契約更新! 無難に選んだはずの文系短大で、非リア充を もうイヤッッッ ッてほど体験し、 ロクな収穫(主に彼氏とか彼氏とか彼氏とか)もなく、卒業。 その上、 就活全滅。……全滅。ああ、なんてイヤな響き。 ……そんな訳で、短大卒業と同時にニートになった。 もういっそ就活やめて婚活に切り替えようかと、本気で思ったりもした。 でもさ、 ハタチにして婚活イッポンて。 ……ねぇ?
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