甘いkiss…苦いkiss エピローグ

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「だから~、空中回転するからぁ~」 「そんな事できるかよ!」 「え~、運動神経いい私なんだからできるよぉ~。ねっ、ちさちゃん」 「うん!ママならできる!」 「できません!」 呆れ顔の翔太を見て、ケラケラと笑う私。 私につられて千咲も「キャハハ!」と声を上げて笑う。 今、私のお腹の中には小さな小さな命が芽生えている。 私と翔太の大切な新しい命。 私は今、心から言える。  「私は、幸せです」 そう、心から言える。 この先、何があっても翔太の手を離さない。 子供達の手を離さない。 私の守るべきものは、ここにあるから。 心から笑える日々の大切さを知ったから。 優しいKissをしよう 安らぎのKissをしよう あなたとの美しい記憶は、この胸に閉じ込めて… …永遠に閉じ込めて…。
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