歯車

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その叫びに成宮は足を止めた。 「真央さん、どうかされましたか?」 「気のせいね。 こんな所にいるわけないもの。」 再び歩き出し2人の距離は遠ざかった。 「ヴーヴー(姉さん!!!)」 声にならない声は届かなかった。 遠ざかる足音はベットの音でかき消された。
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