プロローグ

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 身の安全を守るために、自分たち母娘のことを知らない場所に移り住み、一瞬の安全を求めもした。  それも、数え切れないほどした。  それでも安全は一瞬だった。  ひどいときには引っ越す前から既に転居先への攻撃が始まっていた。  和美の父が何者かわかった瞬間、安全を求めて移り住んだ場所でも同じことが繰り返された。
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