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創はするりと私の腕を解くと、自分の膝の上に私を乗せた。 私を腕の中に入れて、ぎゅっと抱き締めてくる。 髪に顔を埋めて、そのまま動かなくなってしまった。 私はそっと創の背中に腕を回し、ゆっくりと擦り始めた。 いつも創がしてくれるように、ずっと優しく擦り続けた。 「ちぃを失いたくない」 ぽつりと言った創の言葉に、私はクスッと笑った。 「大丈夫だよ。ずっと一緒にいるって約束したでしょ?」 「でもちぃのご両親に反対されたら…」 「別れるの?」 創はバッと私を引き離すと、真剣な表情で言った。 「絶対に別れない」 私は、ふっと笑ってコクンと頷いた。 「私も別れないよ。絶対に諦めない」
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