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眩しい光がまぶたを刺激して、私はゆっくりと目を開けた。
昨日は静さんと香織の優しさが嬉しくて、3人で飲むお酒やお料理が美味しくてちょっと飲み過ぎた。
どうやって帰って来たのか、まったく記憶がない。
少し痛む頭を抑えながら、ベッドに身体を起こして私は凍りついた。
自分の部屋だと思っていたが、どう見ても違う…。
香織の部屋でもない。
もしかして香織も酔い潰れて、静さんのお世話になってしまったのだろうか?
「静さん?香織?」
2人の名前を呼びながら、ベッドから足を下ろそうとした。
「痛っ!」
右足に激痛が走り、体重を支えることが出来ず、私はベッドから転がり落ちた。
「いたた…」
私は右足をさすりながら、ベッドにもたれかかった。
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