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――って。
これじゃ、堀内のこと気に掛けてるみたいじゃん。
「久しぶり」
「すね」
人通りの多い交差点、今日は日曜。
会社が休みだという深瀬さんと、待ち合わせをしていた。
歩行者信号の赤が青に変わって向こうから小走りでやって来た深瀬さんは、いつも仕事終わりに見るスーツ姿とは違ってカジュアルな服を着ていた。
こういうギャップっていいよね。
いつもはカッターシャツの第一ボタンまで閉められているのに、今日はユーネックのセーターを着ているから、大きな喉仏がよく見える。
俺、深瀬さんの喉仏好き。
噛みつきたくなるよ。
……やべ、久々に会ったからムラムラしてきた。
「今日はどこに行く？ あ、先に昼食済ませようか」
「じゃあ、スーパー寄って、俺ん家で作って食べる？」
「え、行っていいの？」
もう堀内を家にあげてないし、何も気にしないでことに集中出来る。
「綺麗になったから」
「なら、久しぶりにオムライス作ろうか」
「ほんと？ 俺、深瀬さんのチキンライス好きだ」
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