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朝学校に行くと、珍しく千晃が早く学校に来ていた。
「あ!悠おはよ!」
クシャっとした笑顔がたまらなく好きだ。
「あれ、千晃早いね! おばさんだから起きんのも早くなったか!笑」
「はぁー? 乙女ですしー笑」
「顔だけなっ笑」
こんな他愛もない会話が好きだ。
「水谷君、いい?」
「あ、うん。」
図書館に着いた。
「水谷君…やっぱり私、諦められないよ…!」
「じゃあもう一度言う
俺は千晃が好きだ。」
「それでも!いいの!
千晃ちゃんが好きでもいいから、
私と付き合って…」
「おい!佐藤!!しっかりしろよ!!
そんなんじゃお互い辛いだろ…?」
バッ
「さ、佐藤!!」
「私は、水谷君のそういうところが好きなの…」
「何言ってんだよ!!!やめろ!」
「やめないよ…私と付き合ってくれるまで。」
「…っ!」
佐藤が、机に座っている俺の足の上に乗ってきた。
「やめろ!」
「とか言いながら突き飛ばせないんだね。」
「ねぇ、キスして?」
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