8人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁー
佐藤さんと悠、何してんだろー。」
佐藤さん、何気可愛いしなあ…
清楚って感じで。
「あー!ダメだ!
彼女でもないのに嫉妬だなんて!!」
「好きならするでしょ?嫉妬だなんて。」
「まーそーだけどさぁー…
って!?!?
あ、愛莉かぁ、おはよ!」
「おはよ!
ところで千晃、手伝って欲しいんだけど…」
「こんなに運ぶの?!」
私の目の前には山積みの本。
「なんか、先生に頼まれちゃって笑」
「手伝うよ!」
しっかし重いなぁ…
あ、やーっと図書館着いた!
ドサッバサッ
「愛莉…?」
本を落として呆然と立ち尽くす。
「ねえ、愛莉どうしたの??」
私が愛莉の後ろから前に行こうとすると
「千晃見ないで!!!!!!」
あ、そうか、愛莉は優しいね
見ちゃったけどね。
悠と佐藤さんがキスをしていた。
「何してんのよ水谷悠!!!!!」
涙目になりながら叫ぶ愛莉。
あぁ、私は悠が好きだ。
「好きって、気持ち伝える前に
失恋しちゃった…」
校舎を飛び出した。
雨が降っていた。
最初のコメントを投稿しよう!