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「まぁ良かったじゃん。変な男にひっかからなくてさー。ナギ、すぐだまされそうだし」
涼しい顔して枝豆を食べてるこの男には可愛い彼女がいる。
もちろん世間にはナイショだけど。
「ねぇ、彼女怒らないの?家に来て飲んだりしたら、フツー怒るんじゃないの?大丈夫?女の子と2人きりで飲んだりされたら嫌なんじゃないの?」
「さぁ。大丈夫なんじゃないの?俺、束縛してくるオンナ苦手だし」
うわ…やっぱり自由人。
絶対佑真の彼女にはなりたくない…。
「つーか、俺は大事な友人を慰めてあげようと思って来たんですけど。ナギ、絶対気にしてると思ったからさ」
彼女にはなりたくないけど、ほんとに最高の友人だと思う。
「…ありがと、佑真。」
気遣いが嬉しくて、ちょっと泣きそうになった。
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