深い友情と愛情

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朝日を見た後、佑真に志摩の家まで送ってもらった。 「ここでいい?」 「うん、ありがとう」 私の家まで送ってもらっても良かったんだけど… 家の前で佑真の車から降りるところを週刊誌に撮られたら大変なことになるから。 それに何となくまだ…1人にはなりたくなかったから。 綺麗に浄化されたはずなのに…弱気な自分が顔を出す。 「俺は別に撮られても良かったんだけど」 …そんなセリフ、笑いながら言わないでほしい… 冗談で切り返すような技術は、私にはないもん… 「じゃあまたな。何かあったらすぐ連絡しろよ」 「あ…佑真!」 「何?」 「…今日は…本当にありがとう。……佑真は…これからも私にとって大事な人だから…だから…」 だから…これからもずっと友達でいてほしい。 …狡いかもしれないけど…やっぱりこの友情がなくなるのは…嫌だ。 「わかってるよナギの言いたいことくらい。……ナギが望むなら…今まで通りの関係でいいよ。…ていうか…何だっていいよ、ナギとこうして笑えるなら」 ……初めて…佑真にときめいてしまった。 ……恭ちゃんには…絶対内緒だけど。
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