深い友情と愛情

20/24
前へ
/493ページ
次へ
「村上さん…どうかしたの…?」 「渚さん!お帰りなさい!あの…上で恭平さんがお待ちでございます」 ……恭ちゃんが…? 「え…?」 「……実は今日の朝方…5時頃からいらっしゃいまして……」 「朝の5時…!?だって今もう…」 23時過ぎてるのに…… 「朝お会いしたときに渚さんに連絡すると言ったのですが…連絡はしないでほしいと言われまして…恭平さん先程まで外で待ってらっしゃったんですよこんな真冬に」 ……早く…早く行かなくちゃ… 「私が無理やりマンションの中に入れたんですが…早く暖めてあげてください。何があったのかは存じませんが…2人なら乗り越えられますよ、きっと」 ……村上さんの言葉が、じんわりと胸に染みていく。 …私は急いでエレベーターに乗り…上へ上がった。 …胸の高鳴りが…激しくなっていた。
/493ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17834人が本棚に入れています
本棚に追加