深い友情と愛情

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エレベーターが開き、私の家の扉の前には…大好きな彼が体を震わせながら立っていた。 コツン、コツンとヒールの音が廊下に響く。 その音で俯いていた恭ちゃんが勢いよく顔を上げた。 「……おかえり」 …恭ちゃんは、優しく微笑んでそう言った。 …ゆっくりと近づき、彼の頬に触れると…凍るような冷たさで。 「すごい冷えてる…ごめんね今すぐ開けるから」 急いで鍵を開けて、恭ちゃんを部屋に通す。 暖房をすぐに付けるけれど…1日留守にしていた部屋はやっぱり少し寒い。 「今コーヒー入れるから…ソファーに座ってて」 キッチンに行き、コーヒーメーカーをセットする。 私は家ではあまりコーヒーを飲まないけれど、恭ちゃんがコーヒー好きだからいつ来ても飲めるように最近買ったもの。 お揃いのマグカップを出して用意していたら、背後から恭ちゃんに抱きしめられた。 …私の…大好きな香りがする。 好き過ぎて…いつも私の心をかき乱す人。
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