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「…この先また何かあったとしても…私も多分恭ちゃんからは離れられないかも…」
そこまで言うと、耳元にキスをされた。
…耳にかかる吐息が…熱い。
「…多分じゃなくて…絶対だろ」
…繰り返される耳元へのキスに…体も熱くなっていくのがわかる。
「…渚…顔見せて」
「…ヤダ…今私絶対変な顔してるもん…」
…耳よりも、唇にキスがほしい。
…そんな欲深いことを考えている顔なんて、見せられない。
「見せて」
無理やり私の顎を自分の方に引き寄せる。
目が合うと、余裕そうな眼差しで私を見つめて…
「キスしてほしい顔してる」
って…囁いた。
…本当に顔に出てるなんて恥ずかし過ぎるよ…
慌てて顔を逸らそうとしたけど、顎をがっちりと捕えられて逸らせない。
「本当は俺がしたいんだよ」
…その言葉と同時に、息もできないほどの深いキスが降ってきた。
…恥ずかしいくらいの私の甘い吐息がキッチンに響き渡る。
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