甘い生活

7/17
前へ
/493ページ
次へ
「…いいよ別に謝らなくたって。それにしても…ホントタイミングのいいヤツだなそんなときに電話来るなんて」 「佑真は昔から間がいいの。前にもね…」 俺に体を洗われながら、昔の佑真との話を楽しそうにする渚。 正直、アイツとの話なんて全然興味ない。 多分アイツは渚の事が好きなはずだ。 でも今こうして渚が俺を受け入れてくれたってことは…アイツの想いは届かなかったんだろう。 わかってはいるんだけど…今他の男の名前は聞きたくない。 話をやめさせたくて、渚の気持ちいい部分に触れる。 「ちょっ…恭ちゃん…」 「お前が悪いんだよ。…楽しそうにアイツの話なんかすんな」 結局無理やり話を中断させて、懲りもせずにボディーソープの泡だらけの渚をその場で抱いた。 …俺のことしか、考えられないようにするために。 「これから一緒に暮らしたら、毎日一緒に風呂だから」 「えぇっ!?…体…もたないかも…」 まぁ、嫌がられたって無理やり入るけどね。 こんな甘い時間、逃すわけないだろ。
/493ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17834人が本棚に入れています
本棚に追加