甘い生活

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そのとき食後に用意してもらっていたバースデーケーキをウェイターが運んできた。 「うわぁ……すごいかわいい……」 ケーキのデザインは俺がして、店に作ってもらったもの。 渚の大好きなチョコレートをベースに、宝石箱をイメージしたケーキ。 キラキラしたものが好きな渚に喜んでほしくて。 興奮しながらスマホで何度も角度を変えて写真を撮る彼女を見て…1人で満足。 この顔を見るためなら…ホント何だってできる気がする。  「誕生日おめでとう」 「ありがとう恭ちゃん……すっごい嬉しい……」 「はい、これ。プレゼント。開けてみて」 渚に用意した、2つの誕生日プレゼント。 1つは渚の好きなブランドの腕時計。 もう1つは、ダイヤのプラチナのピアス。 いつでも身に付けれるものばかり選んでしまう俺は、ホントどこまで渚を束縛したいのかと自分でも思うくらい。 「かわいー!!すごい私好み!ありがとう恭ちゃん!」 そう言いながらその場で腕時計とピアスを嬉しそうに装着する彼女を見て…抑えられずにキスをした。
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