第1話

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 ボタン太郎の言葉に、幽霊はその表情の解らない顔で驚いた。   「乞食でありながらワイシャツにクリーニングとは、なんと紳士な子も居たものだ」   「これは僕の宝物なのです。吉田さんという、以前にドカタの社長をしていた方に貰ったのですよ」    嬉しそうに話すボタン太郎だったが、それを聞いた途端、幽霊の態度は一変した。   「ドカタの社長の吉田だと!? 私は奴のせいで自殺したのだ!」
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