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「どうしたの?」
真っ赤になっている私に亜沙美が聞いた。
私は亜沙美に今の今まで翔吾がここにいたことを話した。
亜沙美がすごく残念がっていた。
―放課後―
半信半疑で翔吾に言われた通り体育館裏の非常階段に来てみた。
人の気配が全く感じられない。
からかわれた?
翔吾の行動を思い出してみた。
―――うん。
絶対にからかわれてる。
どうせ翔吾とこれから会うこともないし理由なんてどうでもいいちゃいいし。
バカバカしい。
―――帰ろ。
来た道を帰ろうと振り返ったとき翔吾が走ってくる姿が目に飛び込んできた。
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