弱気な僕と強気な彼

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高校生の時、憧れた先輩がいた。 顔も頭も良くって、その上スポーツ万能。 居るんだよな~。 僕みたいに地味で目立たない日陰者が、 どんなに憧れたって近寄る事すら出来ない、祝福された人間が… 雛田先輩は例えるなら周囲を照らす太陽。 自然と彼を慕い、人が集まる。 僕の学校は公立で共学だった。 勿論美少女や可愛い女子もいたけど… 『ミナト、お前ホモだろ。ナヨナヨしてキモいんだよ』 そんな風にクラスメイトから揶揄されていた僕には、恋愛なんて妄想の中だけ。 しかも対象が男じゃ、現実に叶うべくもなかった。 デザイン系の短大を卒業後、小さな広告代理店に就職した僕は、 未だに彼女も彼氏もできない。 相変わらずネガティブで影が薄い存在だ。
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