僕というものをさだめられた日。-Refrain-

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚  ……思い出した。  俺は、最初の暗い闇の中でひとり、ぽとんと涙をこぼした。なんで忘れたのかも、思い出した。  俺は、陽香と出会ったのに──あの後すぐ、あの運命のクリスマスの夜のことがあって。  俺はこの世にひとりきりなんだ……って思ったと同時に、心地いいものを全部自分の中から押し出してしまったんだ。  その中に、陽香への淡い感情と記憶があった。  だから、もう二度とあの公園へ行くこともなくなっていた。  小さな陽香は、もしかしたら何日もあそこで待ちぼうけをくらったんだろうか。  そうして、彼女もまた成長していく中色んなことがあって、忘れていったのだろうか。勝手な俺のことなど。  昼間でも薄暗いあの公園で待ちぼうけなんて、どれ程心細かっただろうか。  俺は一体、何度陽香に見つけてもらったんだろうか。  自分から暗闇に迷い出す俺を、一体何度──。 .
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