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朝練が終わって、道場を簡単に清掃し部室に戻る。
私はさっさと済ませて誰よりも先を行くのは、私が居てはみんなが息を潜めるからだ。
これからが地獄の始まりだというのに、その気配を感じながら身支度をするのは苦痛でならない。
だから私は着替えを済ませると、お疲れ様ですとだけ言って部室を出た。
また、重い身体を引きずって教室へと向かう。
北校舎の3階の1番奥にあるその教室は、下駄箱から1番遠いのだが部室からはもっと遠い。
長い長い道のり。
目眩と吐気と頭痛と動悸に襲われながら、虚ろな眼で私は歩く。
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