募る想い-雷牙Side-
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フロントで二人がいる部屋を聞き出し部屋へと急ぐ。幸いアイツは鍵を掛けておらず、部屋へとすんなり入った矢先、衝撃的な光景が飛び込んで来た。 財前が優里を愛でている姿を見て俺の中の何かが弾けた。 無防備に男に触れさせる優里に対しても怒りが込み上げる。 簡単に触らせてんな。 苛立つ感情を必死にコントロールしながら優里の手を引き部屋から出るとエレベーターに乗り込みホテルを後にした。
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