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麗香は親と一緒に住んでおり、住宅街の少し離れた場所にある豪邸の門の前で車を止めた。
「雷牙から会いたいなんて珍しい事もあるのね。どうしたの?」
「…お前」
「なぁに?」
今すぐどうにかしてやりたい衝動に駆られるが、ぐっと堪えた。
今ここでどうにかするのも良いが、明日の方が面白くなりそうか…。
ならば上げるだけ上げて明日、どん底に突き落とすのも悪くねぇ。
「顔を見に来ただけだ。また明日な」
「何よそれ。期待しちゃったじゃない」
「期待ってこれか?」
麗香の顎を上げ上向かせると噛み付く様な激しいキスを繰り返した。
「…っはぁ…雷牙ったら」
「じゃあな」
キスの意味を見抜けない様な女には興味ない。
明日、お前から会社へ来るのが楽しみだ。
面白くなるだろうな。
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