1487人が本棚に入れています
本棚に追加
「…っ…御免なさい…」
「謝る相手が違うな。それに俺は謝れとは言っていない」
「……昨日呼び出したのは私よ……パパの部下を使って……優里を陥れたの…」
掴んでいた顎を解放すると、麗香は腰を抜かしたのかその場にしゃがみ込んだ。
その様子を見ても悪いが、可哀想の一つも思わねぇ。優里に比べたら大した事はない。
「優里に何をした?」
「…お腹を殴って気絶させて…峠に連れてったわ……」
「それから?」
「立ち上がろうとする優里の背中を……蹴らせた…」
「…………」
…落ち着け。
…何を聞いても落ち着くんだ。
最初のコメントを投稿しよう!