募る想い-雷牙Side-

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首筋に貼っている絆創膏を見た時、男がいることを知った。 お前のその容姿や雰囲気からして特定の男がいるのではなく、不特定多数の男がいるのではないかと予感がした。 その予感が当たり俺と同じように遊ぶ事を覚えたお前を知って、妙な胸騒ぎを覚え苛立ちに支配された。 俺は勝手だな。散々お前を傷付けておきながらいざお前を目の前にすると嫉妬心のような身勝手な感情が芽生えるんだもんな。 お前に嫌われても文句は言えねぇな。
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