第3話

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「あはは…やっぱりばれてたか…」 コロちゃんの実家、実は超大手製菓会社なのだ… 甘いものに目がないシオンにとってはまさに夢の国である。 さらにシオンの家は三人も人が住んでることもあって 食費やらいろいろかかって貧乏なのだ。 「じゃあ、少し待ってていただけますの? 馬車を手配しますわ」 ば…馬車。 どうして馬車なんだろうという疑問は置いておくとして 馬車にゆられて数分。 コロちゃんの実家に到着した。(もちろん血みどろの森の中である) 「うはあああ~~~っお菓子だらけだ…!!いつみても絶景絶景…」 お菓子が出来ていく様を見ながらよだれを垂らしていると、 コロちゃんが気を遣ってくれたのかそっと箱を差し出した。 「まだどこにも売り出されていない新作ですのよ? …わ、私がつくったんですの…。シオンに、その、 最初に食べて頂きたくて…。」 耳まで赤くしながらコロちゃんが差し出したチョコレート(?)をパクリ。 (コロちゃんが作ってくれたチョコレート!!しかも僕が一番に食べてほしいんだって!!ひゃっはーーーーー!!!) ん?これチョコレートじゃない…?ジャリって音が…… (バタッ) 「シオン!!?」 ピ―――ポ―――ピ―――ポ―――…
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