1人が本棚に入れています
本棚に追加
「あはは…やっぱりばれてたか…」
コロちゃんの実家、実は超大手製菓会社なのだ…
甘いものに目がないシオンにとってはまさに夢の国である。
さらにシオンの家は三人も人が住んでることもあって
食費やらいろいろかかって貧乏なのだ。
「じゃあ、少し待ってていただけますの?
馬車を手配しますわ」
ば…馬車。
どうして馬車なんだろうという疑問は置いておくとして
馬車にゆられて数分。
コロちゃんの実家に到着した。(もちろん血みどろの森の中である)
「うはあああ~~~っお菓子だらけだ…!!いつみても絶景絶景…」
お菓子が出来ていく様を見ながらよだれを垂らしていると、
コロちゃんが気を遣ってくれたのかそっと箱を差し出した。
「まだどこにも売り出されていない新作ですのよ?
…わ、私がつくったんですの…。シオンに、その、
最初に食べて頂きたくて…。」
耳まで赤くしながらコロちゃんが差し出したチョコレート(?)をパクリ。
(コロちゃんが作ってくれたチョコレート!!しかも僕が一番に食べてほしいんだって!!ひゃっはーーーーー!!!)
ん?これチョコレートじゃない…?ジャリって音が……
(バタッ)
「シオン!!?」
ピ―――ポ―――ピ―――ポ―――…
最初のコメントを投稿しよう!