スキンの俺、始まりを謳う

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チラリと後ろを確認すると、目がくらみ木々に激突する山賊さんやら見えた。ははっざまぁ。 ついでに言うと少女の淑やかな胸もどさくさに紛れて触ったのもいいよな? 助けてやったんだそれくらいラッキースケベだろ。少女が「あっ」とか声に出てたけど知らん。 女性達の最後方に追い付き抱えてた少女を下ろすと、なんとも言えない顔でお礼を言われた。なんだ、そんなにイケメンじゃない事が不満かね? どう見てもボッコリ膨れ上がった顔面が凶器なんですね、わかります。 くそっと悪態を付き腫れ上がった原因の忌々しい先頭を睨み付けるが、彼女らは女性達を置き去りに視界にすら入らないほど独走していた。 切り開かれたといっていいのか、兎に角出来上がった一直線の道を駆けて行けば大丈夫ではあろうけど。 にしても、何でこんな目にあったんだろうなぁ――
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