スキンの俺、何故を問う

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どかんと彼の隣に椅子を引き腰を落とす。気分を良くした彼が俺にも酒を注文し、程なくしてウェイトレス風な女性が木造コップ2つを持ちやって来た。 乾杯の如く杯を重ね、雑踏を音色に口に運ぶ。苦味の中に口よいのど越しの酒は空腹に染み渡る。 気前の良い同士は酒やツマミと共に、色々な情報を提供してくれる実に良いカモだった。 ご馳走になり、腹も満たした俺は依頼が張り出される掲示板へと――入り口から右手壁1面――足を向ける。 自分の実力にあったランクを見渡し、次に受けるべき依頼を探す。あ、これなんか調査系だしいいかな。 手に取り、内容を確認する。 ・行方不明の娘を探してほしい ・特長は青髪、王立マルス魔法学校制服 ・報酬は弾ませてもらう ・兎に角、娘を無事探し出してくれ ・次いでに他にも行方不明多数らしい ・ああ、こうしちゃいられん!仕事?んなもんやってられんわ!! ……娘命なんすね親父さん。まぁ討伐系よりは肌にあってるんでいっか。
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