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奥さんや彼女には秘密にしている人がほとんどらしいが、直人と私の間では隠し事にはならない。
初めて知った時は、当然だがかなりの衝撃を受けた。
だが、今では私もすっかり男の付き合いだと割り切ることができる。
「ねぇねぇ、どんな女の子だった?可愛い?上手かった?」
など、興味深々で土産話にさえなっている。
そして最後には、「病気だけは拾ってこないでね!」
とだけ念押しする、なんとも男にとっては物分かりが良すぎる女になってしまった。
入浴を済ませた私は、食器を洗い夕食の後片付けをする。
「お~い、早くこっちおいでおいで」
ベッドに寝転んだ直人が甘えた声で私を呼ぶ。
「ちょと待って。あと少しで終わるから」
私は片付けが終わると直人の待つベッドに向かった。
すると、直人は私の手を引き体をベッドに倒した。
「二週間ぶりの感触だぁ~」
私の体を抱きしめ直人が言った。
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