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「おぉ!それはいい考えだ。…でも、どっちかが男だったら?」
「う~ん、その時は二人を結婚させて私達は親戚になる!」
「うわっ!それはまた唯らしい大胆な発想で面白いが。危険な関係だなぁ~、想像すると凄い関係だ」
先生は愛車のハンドルを右に切りながら、「ははは!」と楽しそうに笑う。
「だって、それなら私達の関係ずっと切れなくて済むよ?」
運転をしている、先生の横顔を見つめる。
叶いもしない夢の話でも…
先生と関係を切りたくない。
些細な事でも、心だけでも繋がっていたい…。
先生は私の視線に気づくと、
「…そうだな、それならずっと繋がっていられる…」
私の頭を優しく撫で、自分の肩に抱き寄せた。
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